高増 明(Akira Takamasu)

1954年、東京生まれ。京都大学経済学部、大学院経済学研究科卒業、京都大学経済学博士。大阪産業大学経済学部講師、助教授を経て、1997年に大阪産業大学経済学部教授。2006年から関西大学社会学部教授。

関西大学における現在の講義科目は、国際経済システム、社会システムデザイン特論(ミュージック・ビジネス論)、産業経済論(ベンチャービジネス論、ゲーム理論)、演習などです。

研究分野は、理論経済学、国際経済学、社会経済学です。理論では、カオス的な景気循環論やマルチ・エージェントのコンピュータ・シミュレーションモデルによる経済システムの進化などについて分析を行なっています。国際経済学では、貿易が不利益をもたらす可能性を理論的に分析したり、東アジアの経済統合、FTAの経済効果についての実証分析なども行なっています。また、最新の経済理論を導入して、マルクス主義を再構築する試みであるアナリティカル・マルキシズムの研究も進めています。(興味のある人は研究業績を見てください。) 最近では、社会、文化と経済の関係について、学際的なアプローチで研究する社会経済学の研究も行っています。音楽やアニメなどのポップカルチャーが、その時代の経済、社会とどのように相互に影響を及ぼしているのかを分析しています。

学生時代からコンピュータに関心があり、大学のゼミでは学生とコンピュータやインターネットの発展が経済や社会にどのような影響を与えるのかについて、共同で研究をしてきました。学生に関心をもってもらおうと、ゼミでは、ホームページ、音楽CD、プロモーション・ビデオなどを制作してきましたが、それが次第に本格化し、ついに、2001年7月に、大学発ベンチャー OSU Digital Media Factory(OSU DMF)を学生と設立しました。OSU DMFでは、音楽CDの制作・発売、web siteの制作、ビデオ制作を行なっています。(興味のある方は、webにアクセスしてください。)

関西ベンチャー学会にも所属しています。

ロックが好きで、へたですが、ギターを弾きます。愛用のGibson Lespaul、PRS、D'Pergo、Parkerをオープンキャンパスや学園祭などで弾くのも重要な仕事です。

 


OSU Digital Media Factoryのスタジオ


関西大学オープンキャンパスでゼミの学生と