ここでは、この本や経済学、経済政策などについての質問に答えていきます。どんな質問にでも答えられるというわけではありませんが、高増まで,どんどん質問してください。

Q1
イラストを描いている吉田雅明さんは、どんな人ですか?
A1
実は、イラストレーターではなく、専修大学経済学部の教授で、経済学者です。吉田雅明さんのPROFILEについては、ホームページを見ていただければわかりますが、経済学史(とくにケインズ)や複雑系の研究者です。(高増)

Q2
各章の扉に描かれているのは、誰のイラストですか?
A2

あまり、誰と特定するとまずいのですが、第1章は、ポール・クルーグマン教授と石原慎太郎さんに似ていますね。石原さんの言っていることが、経済学からみるとまったく間違っていることをクルーグマンが怒っているように見えます。第2章は、マルクスに似ています。マルクス自身が進化して、ブルーザ・ブロディになって、最後はガンダムになって飛んでいってしまったようにも見えます。経済システムだけではなく、人間も進化するのでしょうか?第3章は、ビル・ゲーツに似ています。Windowsは、本のなかで説明しているように、ネットワーク外部性などの要因によって、一人勝ちしています。一人勝ちは良いことなのでしょうか。第4章は、ヘッジファンドの総帥、ジョージ・ソロスのようですね。第5章は、小泉純一郎首相にそっくりです。小泉首相の政策をケインズが嘆いて、頭をかかえているように見えます。最後の第6章は、竹中平蔵さんとノーベル経済学賞を受賞したスティグリッツ教授に似ています。占い師のスティグリッツに竹中さんが占ってもらっているのですが、どうやら運勢は凶のようで、グローバリゼーションは、不幸な結果をもたらすと予言しているように見えます。(高増)